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俺の野球〜変化球の魅力〜

こんにちは。野球の練習をするとすぐにマメができてやる気を喪失するナスビ丸です。今日は久しぶりの野球記事で少しワクワクしております。

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本日のテーマは変化球!変化球の魅力について書いていきます!一般的にピッチャーが投げる球には、種類があります。主に真っ直ぐ進む速い球を直球や速球(ストレート、ツーシームetc)と呼び、曲がったり落ちたりして打者のタイミングを外して打たせないようにするものを変化球と呼びます。その人によって曲がり方や球速、変化の幅などが異なるのでその全てが同じわけではありませんが、今回は基本的な球種名と、その中でも代表的な投手を紹介します。前回はOBでしたので、今回は現役に絞ってみました。一応各種SNSでとったアンケートに基づいた選定です。No1というわけではありませんが、お楽しみいただけると幸いです。

スライダー-前田健太ミネソタ・ツインズ


現役日本一のスライダー 前田健太

まずはスライダーです。スライダーは投手の利き手と逆方向に滑るように曲がる球種です。世界中で広く使われていて、横から斜めに曲がるものから縦に割れるように曲がるものも。また、140キロ以上出る高速スライダーや100キロ台の遅いものなど種類は様々で、小分けにするとキリがないくらいです。

今回は広島東洋カープから現在はMLBでも活躍している前田健太選手を紹介します。彼は三振を取りたい時に決め球として投げる横への曲がりが大きいもの、凡打を打たせるためにカットボール気味に曲がりを投げる曲がりの小さいもの、空振りも取れるしゴロも打たせることのできる縦に割れるもの、3種類を投げ分けています。そのいずれもが、腕を思いっきり振っているため投げた瞬間はストレートに見えることが一番大きな特徴です。一度動画をみてみていただければわかると思うのですが、面白いくらいにバッターが空振りしているのです。みんな初めは真っ直ぐに見えて思わず手を出してしまうということですね。メジャーでも通用するキレ味抜群のスライダーです。

スライダー-山岡泰輔(オリックスバファローズ


魔球レベル!? バファローズ・山岡泰輔が『カット&縦スラ』無双!!《THE FEATURE PLAYER》

日本球界においてはオリックスバファローズの山岡投手のスライダーが非常に高い評価を得ています。彼のスライダーは縦に鋭く折れるようなボール。高めから真ん中に入るときもあれば、低めからボール球になり空振りを誘うときもあり、カウントを取ることも三振を狙うこともできる万能のボールです。腕の振りからは到底予測がつかないほどの切れ味と縦への落差が大きな特徴で、名打者でもカットするのが精一杯と話すほどの変化に、魔球と呼ばれることもあります。高校時代から磨き上げてきた、まさに伝家の宝刀をご覧ください。

カーブ-岸孝之東北楽天ゴールデンイーグルス


E岸『美しく危険な弧を描くカーブ』まとめ

続いてはカーブ。もっともポピュラーといっても過言ではない変化球です。ほとんどの投手が投げてますね。学生野球でもだいたい初めに覚えるのがカーブです。他の変化球と比べても変化幅が大きく、球速は遅めですので打者のタイミングを外して空振りを取りやすい球種ですね。直球との球速差があればあるほど空振りを誘うことができます。ストライクを取りに行く時にも活用されることが多いです。

国内では、その曲がり方の美しさから芸術的な魔球と称される岸孝之投手のカーブが非常に有名ですね。彼のカーブは、リリースした直後にフワッと浮き上がってから大きく曲がり落ちていく軌道を描くことが大きな特徴です。打者は一度目線が上がってしまうため、そこから曲がり幅を予測して打たなくてはならず、真芯で捉えることは困難を極めます。そのため、凡打や空振りの山を築くことができるのです。惚れ惚れしちゃいますね!

カーブ-武田翔太福岡ソフトバンクホークス


《THE FEATURE PLAYER》カーブもキレキレ!! H武田 1安打完封で待望の今季初勝利!!レキレ!! 1安打完封で待望の今季初勝利

今回は現役で最高級の曲がりと切れ味を持つ武田翔太選手のカーブです。彼の球はドロップカーブと呼ばれることが多い球。学生時代にはバレーボールの経験もある武田選手。長身と長い腕から振り下ろすように投げることで、高いポイントから重力を利用して大きいブレーキをかけていることが特徴です。来るとわかっていても、その曲がりの大きさと切れ味から打者のバットが空を切る様子が気持ちいですね〜。右でも左でも構わず投げることのできるのは彼の強みですね!

フォーク-千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス


エグ過ぎる…H千賀の『お化けフォーク』BEST 10《Best Scene Selection》

決め球として使われることの多い、”落ちる魔球”フォークボール。歴代の大投手の多くもフォークを決め球に使っていました。球を大きく挟むように握り、振り下ろしながら指から抜くように投げるので、空振りになることが非常に多い球種です。コントロールが難しくマスターするまでにはかなりの鍛錬が必要ですが、投げられるだけで投球の幅が大きく広がる夢のようなボールなのです。

今回は『お化けフォーク』と称される千賀滉大選手を紹介します。もう一眼見てわかっていただけると思うのですが、その落ち方が以上ですよね。空振りしたバットから30センチくらい離れていても打てない、まさに魔球。一番の特徴は曲がるポイントの遅さ、鋭い球質と大きい落差です。打者のスイングが始動してから真下にストンと落ちるため、そのまま振ってしまうのです。また千賀選手の場合は真っ直ぐが速い(MAX161キロ)ので、打者がポイントを前に取っていることも多いのでしょう。打者に近づいてから曲がり出すため、甘めのストレートと思ってふってしまっているのです。甘い球には思わず手が出てしまうのが打者の性。そこを見事に付いている魔性のボールではないでしょうか。

シンカー-石川歩(千葉ロッテマリーンズ


開幕戦へ視界良好!! M石川の冴え渡る 「シンカー」

続いては落ちる、沈むを意味するシンカーです。文字通り、投手の利き手と同じ方向に沈んでいく球種で歴代でもいわゆる通好みの技巧派が多いです。スライダーやフォークのような派手さはありませんが、打者のタイムングをうまく外して凡打の山を築いたり、カーブと逆方向曲がるため、打者は球速では読みづらいというポイントがあります。習得とコントロールの難しさから、投げる選手は年々減少しています。

サイドスローやアンダーハンドの投手が、重力を利用して投げることが多い中、オーバースローでうまく投じる石川歩選手のシンカーを紹介します。右バッターの内側に食い込むように沈むため、コントロールがよく打者を打たせて取る達人の石川投手ならではのボール。球速が遅く曲がりも大きいものと、速く曲がりの小さい2種類を扱う石川選手。カウントを整える時には曲がりの大きいシンカー、追い込んでから詰まらせる時には曲がりの小さいシンカーを使うことが多いですね。ただでさえ習得が難しい球種ですが、2種類もマスターしているのは球界を代表する技巧派ならでは。ぜひ参考にしてみてください。

チェンジアップ-金子弌大(北海道日本ハムファイターズ


6回無安打無失点!! 金子弌大の『チェンジアップ祭り』《THE FEATURE PLAYER》

速球派から技巧派まで、幅広い投手が使うチェンジアップ。このボールは、ストレートと同じような軌道で、球速が一気に落ちる遅いことが特徴です。MLBでも広く使われており、カウントを取る時にも三振を奪う時にも活用される球です。握りを緩くしたり、指の幅を広くしたりと握り方は人それぞれですが、共通しているのは、直球と腕の振りが変わらないことです。ストレートと思って振ってしまうような球になることがもっとも相応しいと言えます。

現役ではもはや芸術とも呼べるような金子弌大選手のチェンジアップを紹介します。直球の伸びと多彩な変化球を低めに集める本格派の金子選手の決め球の一つです。アウトコース低めに決まった時にまともに打てるバッターは少ないでしょう。抜群のブレーキと滑らかな腕の振りから、それとわからず手が出てしまう、もしくはコースと高さがビタビタでもうが手が出ない、そんなシーンを幾度もみてきました。そしてこれからも見せ続けてくれるのでしょう。軌道が美しく芸術的なボールです。

おわりに

今回は5球種と代表的な選手をご紹介しました。変化球の魅力が伝わるような特徴的な球が多かったと思います。

ナスビ丸的には、変化球とは基本的に打者の打つポイントを逸らすものだと考えています。それがスピードなのか、変化の幅なのか、球の切れ味なのかはそれぞれですが、ようは予想とポイントが変わってしまうためにジャストミートできなくなるのです。裏を返せば、ポイントさえ合わせることができれば打つことができるのが変化球。しかし幾度も対戦機会のあるプロの世界でも、投手によって球種も性質も変わるために変化球の存在は非常に大きいのです。ちなみに草野球では変化球がストライクゾーンに決まったら大体抑えられます。それだけ打つことも難しいのです。まさに魔球はハリケーンですね。

サウスポー

サウスポー

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大半がパリーグだったのは私がパリーグ推しだから、という訳ではございません。パリーグTVの動画が豊富だったからという訳でもございません。セリーグにもいいピッチャーは沢山。僕はヤクルトの石川選手や阪神の西選手が好きです。西選手も元オリックスでしょ、という意見は少し我慢していただければ幸いです。

開幕が遅れてストレスの溜まっているプロ野球ファンのため、また野球の魅力を少しでも世に認識していただくためにも、これからも努力してまいります。しかしパリーグTVにはほんとお世話になってばかり。名シーンを切り取る天才。これからも参考動画を見漁ります。

次回は、直球特集ですので乞うご期待!! 

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