熱いドラマがそこにある-手に汗握るプロ野球-
こんばんは。野球の話題がホットになってきました。私の目も徐々にギラギラしております。早く球場で試合が見たい一心で毎日スポナビを見つめているナスビ丸です。
本日は歴史あるプロ野球の名シーンを紹介してまいります。
いよいよ開幕というこのドキドキするタイミングにぴったりのやつを探してきました。
こればかりは間違いない!というやつです。
手に汗を握って見てください。というより勝手に汗が滲んでくることでしょう。
2013年WBC 鳥谷盗塁→井端同点タイムリー
7年前のWBCでの出来事です。
9回表で2−3の1点ビハインドの場面。負けたら敗退が決定するシーンで、ツーアウトランナー無しという絶体絶命の状況。
ここで2番の鳥谷選手が四球を選び、ツーアウト一塁。野球はツーアウトから、なんてよくいうものですが、実際選手はアウトなら負けが確定しますから、ヒヤヒヤです。
そんな中、鳥谷選手が盗塁!!二塁はセーフ!なんということでしょう!アウトで敗北を喫するこの場面で見事に盗塁を決めたのです!すごい!!
そしてバッターの井端選手が綺麗にセンター前にはじき返し、同点タイムリー!!!
これには解説の工藤さんや古田さんも興奮状態。通常のリーグでも、ある意味ではギャンブルに近い先方にも関わらず、世界の舞台で決行し、成功させた鳥谷選手の度胸と、そのシチュエーションできっちりタイムリーを打つことができる井端選手の技術の結晶ではないでしょうか。いつ見ても興奮します。
2017年 巨人亀井 3打席連続敬遠からの逆転サヨナラホームラン
2017年6月18日【巨人対ロッテ】亀井善行3連続敬遠後 涙のサヨナラHR
2017年シーズンの1シーン。
亀井選手の怒りの一撃。
5番に座った亀井選手。この日は終盤で試合がもつれたこともあり、4番のマギー選手が2打席連続で勝負を避けられていました。亀井選手は2打席連続で決定的なシーンでの凡退。ロッテの術中になっているところです。
そして試合はさらにもつれて延長12回。1アウトでランナーが出た場面で、またしてもマギー選手が敬遠されます。
ここ2打席は5番に座り試合を決められなかった亀井選手。相手の術中にハマっていることへのフラストレーションもあったことでしょう。また凡退してしまうことへの恐れやプレッシャーもあったに違いありません。
一閃、そんな不安をかき消すかのようなスイングの先に消えていく白球。ライトスタンド上段に飛び込む逆転サヨナラホームランです。
三度目の正直とはこの日のためにあるような言葉で、本当に決めてくれたのです。
ヒーローインタビューでは思わず涙する亀井選手の姿。
高橋由伸監督への100勝をプレゼントした亀井選手の一撃でした。感動するやつ。
大谷翔平 球界最速165キロ
2016年シーズンの大谷翔平選手の圧巻の投球です。
そもそもこの人は1番ピッチャーで先頭打者ホームランとか、155キロのフォーク投げたりとか、ずっと一人で漫画みたいなことばかりして、もう少々のことでは驚かんぞ!と思っていた時のこと。
熱い熱いクライマックスシリーズのファイナル第5戦、これで勝てば日本シリーズに足を進める場面。場内に鳴り響くのは、DHからピッチャーに向かう大谷選手。そもそもDHからピッチャーの時点で常識ブレイカー。
初級で163キロ出してる時点でもうね。あれなんですが、松田選手を打ちとった後の吉村選手の打席。それは初球で訪れました。
球場全体、いや中継を見ている日本中の野球ファンがもつ期待の眼差しをあざ笑うかのようなストレートは、自身が持つ球界最速記録を越す165キロ。
一気に湧き出す札幌ドーム。平然としていられる大谷選手の眩しさに思わず目を背けてしまいたくなりそう。
打者に投手にフル回転の大谷選手ですが、そのポテンシャルは計り知れませんね。本当にワクワクさせてくれるスター選手です。
2013年 田中将大 無敗の24勝1セーブ
【田中将大 2013】開幕24連勝の足あと 2013.09.26 L-E 9回裏
日本中、いや世界中の野球漫画家が一堂に介して意見を出し合ってもこのシナリオは作品にできないのではないでしょうか。
2013年シーズン楽天優勝の超功労者、田中将大選手の24連勝の瞬間です。
どう考えてもマー君神の子なんです。
一人で貯金24個も作っているようなもの。そりゃシーズン優勝もしますよね。
この年のマー君は神がかってました。完璧な投球で完封勝利する日もあれば、序盤に失点が重なり、今日はちょっと調子よくないのかな?と思いながら見ているうちに気づけば逆転しているなど、持ち前の勝ち運があまりにも出すぎている場面もありました。
そして優勝がかかったこのゲームでは1点差の場面で登場。まさかの展開にあっけにとられているうちに、見事に抑えて胴上げ投手に。
球団史上初の優勝を掴み取った楽天にとって、彼の存在は大きかったことでしょう。
このシーン見てると涙が出てきそうになります。最高。
おわりに
以上、プロ野球の名シーン集でした。
最近だと思っていたあの試合も、実は結構前という事実に驚きを隠せませんが、ようやく始まる2020年シーズンも、数々のドラマが生まれるに違いありません。
遅れてやってきた熱い球春を精一杯楽しんでいきたいですね!
それでは、また。
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