届きそうで届かない距離〜10-FEET スルメ曲集〜
こんばんは。連日の10-FEET記事ですよ。朝も音楽紹介して夜もこんなテンションでやっていたらいつか音楽ブログになりそうで、それはそれで別にいいんですが、他のジャンルで書きたいとき一瞬迷いそうだなと思っているナスビ丸です。
昨日はライブでも定番の名曲たちをご紹介しました。ほんとはもっとありまして定番曲集だけで記事4〜5本かけるくらい。毎回ほぼ同じやんけ!となるくらいに沢山あるんです。いや本当に。
今日はですね、10-FEETの中でも、聴けば聴くほどに味が増していく個人的に推している曲をご紹介します。
ぜひこちらも聴いていただきまして、10-FEETの虜になっていただければと思います。
SEASIDE CHAIR
ある朝、ふと老いた自分を見つめた時を想像したようなシチュエーションで、今までの一生を振り返ってみると、全てのことに感謝ばかりだなぁとしみじみ思うような歌詞。
自分を傷つけた別れや孤独、そして支えてくれた友人や恋人、家族。
そのどれもが今の自分なんだと、今更こんな美しい世界だったことに気づけた、という人生の別れ際にいろんなことを考えるんだ、ということを想像しているのでしょう。
きっと最後は海辺の椅子に腰掛けて、そんな風に思いたい、という気持ちが現れているようです。
最後に自分の周りの環境を誇りに思えるような人生を歩みたいと思わせてくれる曲です。
Log
この曲だけYouTubeで見当たりませんでした。。。いい曲なのにな。
気楽な口笛から始まるこの曲は、いろんなことで悩んだり恨んだり卑怯なことをしてしまったり、はたまたされてしまったり、上手くいかない事ばかりだけどそんなことも口笛でも吹いていれば忘れるんだから、ズルズル引きずってちゃだめだぜ!みたいな感じの歌です。
ああ "なんだかばかばかしいな"と
ああ 過ぎたこと笑って許せた
こんな気持ちになれることもありますよね。
要は気持ちを切り替えることが大事なんです。自分の記録=log を振り返ってみたときに、ネガティヴな発想や行動は大抵いい結果を生まないので、自分らしく、素直で正直に上手く自分とも付き合って前を向いていくしかないんです。
そういうことを教えてくれる曲。軽い曲調で聴きやすいので、なんども聴いているうちに明るい気持ちになりますよ!
kokoro no naka
10-FEETの数ある曲の中でも特に味わい深いのがこの曲。
彼らの曲には、人生観を見つめるものが非常に多いです。それも彼らでしか言えない表現で。
心の中を見つめて考えることを強要されているような、そんな感覚にすらなります。
情熱に溢れていて、それでもどこか達観していて、本当はわかっているんだけれどなかなかできないよな、でもそれ俺も同じだから、という風に強がりな私に教えてくれているのです。
人の一生なんて結局は誰かの記憶でしかないよ
儚くて 強くなっていくしかなくて
人はみんなどうせ多重人格 どれが本当か選ぶだけ
生き描くだけ
最初のサビ。
自分という存在が消えてしまった後、自分の一生は誰かに覚えていてもらわないと無に帰したのと変わらない。だけれど自分の人生なんだから、自分自身のやり方で生き抜いていけばいいんだ、ということを伝えてくれています。
悔しがらない美学がらしさを消していく
少しずつ 諦め慣れてく
人はみんなどうせ多重人格 どれが本当か選ぶだけ
儚くて 強くなっていくしかなくて
最後のサビ。でも同じような表現です。
その中でも、
悔しがらない美学がらしさを消していく
少しずつ 諦め慣れていく
このフレーズは10-FEETの歌の中でも特別な思いを感じます。
大人になるにつれて、できないことを平気で諦めるようになってしまいました。
自分にはこれはできないから、なんて退くことが正しいんだと、格好いいんだと思うとき、思われる時があると思います。
でも本当に大事なことや、やりたいこと、目標の為だったらどんなに自分の姿が醜く見えても、追い続けなくてはいけないんです。わかっているんです。誰もがみんなそうなんです。
自分自身で気づいた時に、自分自身で動き出して、そして少しづつ強くなっていければそれで美しい人生だと誇れるようになるのです。
人はみんな火のように激しく、汚く、醜くくて、でもそれが美しい、それが自分自身なんだ。
あなた自身のやり方で、やっていくしかないんだ。
そんなメッセージが最後に込められています。
おわりに
実は今日紹介した曲のどれも、一度もライブで聴いたことがないのです(泣)
ぜひ一回生で見てみたい。10-FEETがステージの上でこの曲を演った時に、どんな表現になるのか。私がどのように感じるのか。
それを体験したいから、ライブでやって欲しいんです。。。
昨年いったライブでは念願の『quiet』を初めて聴くことができまして、それはそれはもう感情やら何やらいろんなものが溢れ出してもう言葉にできませんでしたよ、ええ。
※ちなみにその日のライブおわりに財布を失くしたと勘違いして慌てふためき、いよいよ警備員に連絡しようとしたその時、カバンの中にずっとあったというプチ事件が起こってしまうくらいには何も考えられなくなるくらいに感無量でした。
まぁこんな感じでまとめさせていただきますね。
どのように生きるのかは自分次第。自信持っていきましょう。
それでは、また。
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