旅の側で揺れる音楽
こんばんは。明日から夏の旅に出かけるナスビ丸です。明日から二日間は更新を止めますことをご了承ください。
今回は今まで体験したことのない旅になることは間違いありません。今からワクワクが止まらないままであります。
前に記事に書いたように私は旅が好きです。
行きたい場所も無限にありますので、常にどこかへ行きたくなる一種の病気のようなものではないかとも思っております。
そんな私の旅に欠かせないのは音楽。
移動中、滞在中、一人でも複数でも、そこに音があるだけで思い出の味が深まると思っています。
今日はそんな旅の思い出が色濃く映っている曲を紹介します。何かの参考になれば幸いです。
韻シスト - Hey you
これは2年前の秋に友人と二人で道内をめぐる旅に出た時に聴いていた韻シスト。
少しの雪と紅葉の雰囲気に包まれた山奥の道を走っているときに流れていた曲です。
息が少し白くなるような気温のなかで晴れ晴れとした太陽のもと、走り出した車の中では様々な話が弾み、まさにこの曲が表現する友人の必要性が滲み出したような気持ちでした。
今よりも故郷を懐かしむことの多かった寂しがりの私には、たまに遊びに来てくれる仲間の存在が大きくて、それは今も変わることのないことかもしれませんが、離れているからこそ大切にしていきたいという想いがより一層強くなったそんな旅の思い出でした。
Hi-STANDARD - Stay Gold
Hi-STANDARD - Stay Gold [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
こちらは学生時代、あの横浜スタジアムで試合ができる機会をいただきまして、貧乏な学生はレンタカーで大阪から横浜まで走るしかなく、その道中で歌い上げた曲です。
バンドに明るくない仲間でもこの曲だけはイントロだけで頭を振り出すほどに、一時部内でかなりバズりました。
I want forget when you said me "STAY GOLD"
この1文の破壊力。拳と歌声が上がるのに時間はかかりませんでした。
気づけば皆で「あーいうぉんふぉげー」と歌う様。まさに青春の1ページではないでしょうか。
やっぱりハイスタは強い。というかこの曲だけは一生強いと感じます。
ちなみに途中で高速がかなり渋滞して会場に着くのも遅れ、試合には普通に完敗しました。無念です。
奥田民生 - イージューライダー
時代を超えて愛されるまさに名曲。
車の中で聴きたい曲ランキング堂々のNo1です。奥田民生のイージューライダー。
TV番組でも『旅猿』を代表して様々な旅番組で使われがちなこの曲は、どの旅でもだいたい流してました。
その中でも、一番思い出が色濃かったのは、高校の友人と和歌山にいった時のこと。
朝一番から眠い目をこすりながら向かったのは白良浜。
気の遠くなるくらいの晴天と白い砂浜。早朝でしたので人もおらず、ほとんど自分たちだけの空間のように感じました。
何が悲しくて男二人で白浜に、、と初めは思っておりましたが、気がつけばその雰囲気に酔い痴れて二人とも無言で海を見つめるという瞬間がありました。
その帰り道、全開の窓から太平洋の風が運んできたのは夏の香り。車の中を満たすのは夏の空気と奥田民生の声。
僕らの自由を 僕らの青春を
大げさにいうのならば きっとそういうことなんだろう
もう子供じゃないんだからという気取った大人の心をはがすように全力で歌ったあの朝は忘れることはありません。
自由や青春の色は目に見えないかもしれませんが、心の中にじんわりと残ってくれるものなのだと教えてくれるようでした。
WANIMA - ともに
熊本出身3ピースバンドのWANIMA。
気づけば国民の心を掴んでいた彼らの底抜けに明るい、そして優しく寄り添う太陽のようなこの曲は、年代を問わずに国民の心を鷲掴みにしていますね。
ジャンルの壁を飛び越えて、どの人にも刺さるのはキャッチー明るい歌詞とカラフルかつ単純な3ピースのバンドサウンド。
ただベースボーカルのKENTAの歌声は一般人にとってはあまりにも高く、そして1フレーズに詰め込まれた歌詞を歌い切るのは至難の業。
ラストのサビまで高らかに歌いきることはほぼ不可能に近く、後半にいくにつれて自然と揃ってオク下に行くことが常で、せっかく明るくなった空気も少し落ち着いてしまうのです。
その落ち着きすらもまた一興。
若い思い出にはWANIMAの音楽がいつでも隣にいてくれていました。
秦基博 - Halation
これは私の中でほぼ確信に近いのですが、平成初期生まれで高校野球を経験している人にとってこの曲は特別だと思っています。
2009年夏の甲子園、ABCの『熱闘甲子園』のテーマソングとなったこちらの曲。
2009年といえば、菊池雄星、今宮健太、山崎康晃、岡田俊哉、堂林翔太、秋山拓巳、西浦直亨などなど、今の球界を牽引する名選手たちが輝いていた黄金世代。
彼らが躍動する姿をみて心を動かされた人は少なくないでしょう。
そんな姿の背景には必ず秦基博の美しく切ない情熱的な歌声。
もちろん野球の試合に行くときには強引にモチベーションを上げるための曲として採用されておりましたので、これは旅の曲というよりも戦いの歌。
10年以上前のことにも関わらず、あの夏だけは私にとっても忘れられない思い出の一つです。
おわりに
このエンディングだけでご飯食べられますよね?そうですよね?
エモくなってきたので高校野球の記事も今度書いてみます。
旅には音楽が必要だという気持ちが少しでもわかっていただければ幸いでございます。
今年はどこに行って何をするのか、今から思いを巡らせるだけでワクワクしますね!
体調には十分気をつけて、気ままに遊べる日常を祈りましょう。
それでは、また。
69/100