俺のブログ〜ナスビ横丁〜

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俺の野球〜速球の魅力〜

こんにちは。前回の変化球記事や野手記事があまりにも好評でちょっと鼻息が荒くなったナスビ丸です。

nasubi-maru.hatenablog.com

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やっぱり、プロ野球ファンの方々からの反響を多くいただきました。ほんとありがとうございます!!ということで今回は速球シリーズです。速球、それはいわゆるスピードボール。プロでは150キロ以上で投げ込まれるのが速球と呼ばれています。(大谷選手など一部の引くほど球速い人は除く)しかし、速球=ストレートという訳ではございません。速球にも種類があるのです!野球に詳しい方であればご存知かと思いますが、本日はその速球の違いとそれぞれの魅力、また代表的な選手をご紹介します!ちなみに今回はアンケートの結果に関わらず、私の独断と偏見で選出しております。もっとも、皆様の回答とはあらかた合致しておりましたが、あらかじめご了承ください。

フォーシーム(ストレート)-藤川球児阪神タイガース


阪神タイガース 藤川球児 全盛期 火の玉ストレート!!!(2005~2009)

一般的なストレートと呼ばれるボールはフォーシームです。投げた時にボールの縫い目(シーム)が4回通ることからフォーシームと呼ばれています。日本では野球を初めてまず最初に教えられるの握り方ですね。綺麗なバックスピンをかけることで空気抵抗を最小限にして、目標に向かってまっすぐな球を届けられるため、基本的に野手もこの握りで送球していることがほとんどです。

そんなフォーシームですが、世界にも誇れる球を投げる選手といえばこの人、藤川球児選手です。指先から離れてから少しホップするようにミットまで一直線に進むその軌道はあまりにも鋭く、火の玉ストレートと呼ばれるほどに。彼はその直球を武器にメジャーに挑戦後独立リーグまで経験し、39歳になった今は阪神タイガースにてクローザーとしての地位を築き上げています。全身を使ったオーバースローと、しっかりと縫い目に指をかけた綺麗なバックスピンがかかることで回転数が増し、このような抜群のノビが生まれるのです。まさにフォーシームの極みですね。

ツーシーム-山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ


今までストレートって言ってたのに…2シームと4シームの違いとは?

まずは上の動画をご覧ください。ツーシームとは、フォーシームとは異なる握りで、投げた時に縫い目が2回しか通らないため、空気抵抗がかかり、利き手の方向にわずかに落ちていくように変化する球種です。この小さな変化がかかることでバットの芯を外すことができるのです。さらにフォーシームと同じフォームで投げることができると、打者は簡単に見分けをつけられず、振り出したバットは空を切ってしまうのです。


【山崎康晃】異次元の変化!凄まじく曲がるツーシーム!【ピッチング】

そのツーシームの使い手といえば、今や日本のクローザーとなったDeNA山崎康晃選手です。ベイスターズの公式広報(?)としてもSNSで活躍中の彼は、このツーシームを武器にしてクローザーまで成り上がったと言っても過言ではありません。150キロ台のストレートに、落差の大きいツーシームを投げ分けることにより、打者を翻弄しているのです。先ほどは小さい変化の球と言いましたが、それはあくまで一般的な話。彼の場合はもはや別球と言ってもいいほどですが、その変化は彼自身もどれだけ曲がるか毎回わからないとか。フォーシームと比べて速度は落ちますが、その腕の振りからは見分けがつかず、遅らくただの真っ直ぐと思って振ってしまうのでしょう。低めに決まってるのなんて、ほぼボールに見えますが打者としてはあんなに腕振られてたら手出ちゃうんです。。。

カットボール-山本由伸(オリックス バファローズ


《THE FEATURE PLAYER》カットにフォーク…Bs山本 鋭い変化球でキリキリ舞いに!!

カットボールとは、利き手の逆側に少し落ちるように曲がる球種です。ツーシームと同様にバットの芯を外すことが目的のボールです。かつては中日ドラゴンズ川上憲伸投手も、こちらのボールを決め球として使っていたように、ストレートと変わらない速度と

カットボールは、バファローズの若き星、山本由伸投手です!彼は最速157キロにも達するストレートから、150キロ台のカットボールを繰り出して打者をキリキリ舞いにさせているのです。現役最強とも言われる彼のカットボールは、打者に近いところでほんのわずかに鋭く曲がるボールは、メジャーリーグカットボールの達人であるリベラ投手になぞらえられるほど。上の動画では様々な変化球も交えて打者を切って取る様子が映されています。将来日本を背負ってマウンドに立つことが期待されている山本由伸選手に大注目ですね!

スプリット-田中将大ニューヨーク・ヤンキース


田中将大 【切れ味抜群の世界最高のスプリット】

そしてスプリット。簡単にいうと高速フォークです。ストレートとほぼ変わらない速度で落ちていくため、三振をとる決め球として使われることが多いです。ここ近年では使用する投手も増えているのです。フォークよりも少し浅く握って、フォークよりもスピードは速く曲がりは小さい変化を生み出しています。メジャーリーグでは日本国内よりも広く使用されており、フォークよりも見分けづらい球種と言われています。

そんなスプリットの使い手といえば神の子マー君こと、田中将大投手です。今年でメジャー七年目を迎える日本球界の宝のような彼のスプリットは、野球大国でも通用する魔球のようです。大きな特徴は、フォーシームのように伸びながらストライクゾーンを通って曲がり、スイングを始めた時にはもうすでにバットの届かないボールゾーンにあるという、奥行きのあるボールです。これだけは魔球です。ただでさえスプリットは打ちにくいのにも関わらず、球威、速度、キレが高いレベルにあるので、メジャーでも通用するのですね。マー君神の子不思議な子です。

番外編

ジャイロボール-茂野吾郎


Major - Goro Shigeno Gyroball | メジャー

球漫画の名作「メジャー」より主人公の茂野吾郎が投じる最強の速球、ジャイロボールです。その名の通りボールがジャイロ回転し、周りの空気すらも巻き込んで浮き上がるようなボールです。ええ、実際にこんな風とか舞うような球投げられたらすごいんですけど、そこは漫画の世界ですしご愛嬌ということで。なお茂野吾郎はこのジャイロボールを持ち玉として、応用したジャイロフォークなる球も駆使して世界一の大投手となるのです。素晴らしいですね。めちゃくちゃ漫画ですね。

しかし実際には吾郎のような球質のジャイロボールは存在せず、それについては作者の満田拓也氏もこのことは認識しています。ちなみに現実世界でのジャイロボールは、縦スライダーのように少し落ちるような軌道を描きます。諸説はありますが、あくまで横回転をしながら落ちる球速がストレートと変わらないようなボールという認識で問題ないかと思います。何れにしても打者からすれば少し変化するので打ちにくいということです。

ライジングキャノン-猪狩守


【パワプロ2016】 175キロ ライジングキャノン ノビA+ジャイロボール 総変23

こちらは野球ゲームの名作「パワプロ」より主人公の永遠のライバル、猪狩守のウイニングショットのライジングキャノンです。投げた瞬間に火が出て、ジャイロ回転で上にホップしていきます。しかも175キロとか出てますね。ええ。こちらについても創作ですのでご愛嬌としてみていただければ幸いです。猪狩守については、あの超大手企業猪狩コンツェルンの御曹司にして、超一流のあかつき大附属高校を経て、猪狩カイザースに入団したエリート中のエリート!!という設定です。キザな性格ですが努力を怠らないことからファンが非常に多いキャラです。矢部くんほど語れはしませんが、彼にもストーリーはありますね。パワプロってすごい。

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終わりに 

今回は速球特集と称して紹介させていただきました。まっすぐ系の球種はいずれも打者からすれば打ちづらいことには変わりありません。何よりもプロの変化球はキレが違いますね。動画を見るだけで少し興奮するくらいにはキレてますよね。こんな球投げられたら楽しいだろうな〜って思います。しかしながら草野球レベルでも速球系の変化球をストライクゾーンに決められると打ちにくかったりするんですよね。ていうか結構達人級のスプリットとか投げる人も球に稀にいたりして、なんで草野球なんかしてるんだって思う時もあります。ボールの見極め方大事ですね。もっと努力します。

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野球の記事はノリが比較的良いと自分でも思います(笑)プロ野球も6月に開幕しそうな雰囲気も出てきましたので、楽しみになってきました。とにかく中継さえ始まればこっちのもんです。観戦に行けるようになることも願いながらやっていきましょう〜!

それでは、また。

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