俺のブログ〜ナスビ横丁〜

100日後に跳ねてるブログ 執筆中

男の中の男〜サウナにて〜

今日で25本目です。継続できていることに喜びを感じているナスビ丸です。早くも4分の1です。日々読者さまが増えてきており、非常に嬉しく思っております。いつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。さまざまな方にとって息抜きになるような記事を書いていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

突然ですが、私は銭湯や温泉に行くことが好きです。自宅ではシャワーで済ませることが多い私ですが、週に1回以上は足を伸ばしてお湯に浸かりたい欲に駆られます。

友人たちとともに浸かるお風呂では、今までの思い出やくだらない話に花が咲き、思わず長風呂になることもしばしば。ここ最近はサウナの楽しみ方を覚え、一人ふらっと銭湯を巡ることも増えました。大衆浴場にくる方は、比較的年齢層が高めで、おじさま方もきっと日々の疲れを癒しにお風呂に浸かりに来ているのだなと感じるばかりです。

f:id:na5na5na5:20200514172409j:plain

さて、話は一度変わりますが、皆様は男らしさについて考えられたことはあるでしょうか?力持ち、仕事ができる、器が広い、度胸がある、などなど男らしさについて語ると軽く翌日の朝を迎えてしまいそうですね。魅力の感じ方は人それぞれですから。

私は今までの人生の中で、男らしさとは「お風呂で隠さない」ことで間違いないと一人で確信しておりました。もちろん私はお風呂では全開です。心も体もオープンにできる空間があったっていいと思うのです。

しかしながら大衆浴場には、やたらと隠す人が多いこと!男らしさについての歪んだ美学を持っていた私は、いい大人なのに男らしくねえな、などと思っていました。あの頃はケツが青かったのです。必要のないところで尖ることがイケていると思っていたのです。

今回はそんな私の美学が180度変わった小さなエピソードをご紹介します。女性の方は、こんなこと言っているバカな男もいるのだと思いながらお読みください。男性の方は、同じようなシチュエーションになった時の対応の参考にしていただければ幸いです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

f:id:na5na5na5:20200514172239j:plain

とある金曜日に近くの銭湯に行った日のことです。1週間の疲れを癒すことができると楽しみで仕方なく、足取りはいつも以上に軽くなっていました。

身体を洗ってお風呂に浸かり、1週間健康に動いてくれた自分の身体を褒めながら、男の象徴を解放しておりました。

人が生まれたままの姿で居ること、それすなわち宇宙の神秘。とかなんとかふざけた神秘を感じて悦に入っていた時に、象徴をタオルで塞いだ人を見かけました。

「おいおい、今日は週末だってのに、くたびれたオッサンがチマチマ隠しやがって、どうせ日頃嫁さんにも隠し事だらけで窮屈に生きてるんだろうよ!」

などと思いながら身も心も清らかとはかけ離れた器の小さなオッサンの私は鼻息荒くサウナに向かいました。

めちゃくちゃ失礼な言いっぷりですが一旦優しい目で見てください。偏見だらけの私の世界が一番窮屈なことに間違い無いのです。

 

f:id:na5na5na5:20200514172242j:plain

そのころはサウナの「ととのい」体験がクセになったこともあり、銭湯に行く目的の一つがサウナになっていました。

「少しずつ段階を踏んで目的地にたどり着く、「ととのい」とは一つの旅のようだな」と流れる汗を眺めては、火照って動きの悪くなった頭でそんなことを考えておりました。

何度かサウナと水風呂を往復し、だんだんと「ととのい」が見えてきたころ。

次が最後かと踊る胸を抑えながら飛び込んだサウナ室。

次第にクラクラ〜っと消えそうになりながら取り戻す意識。

まだ行けるかどうか自分との闘い。

あと少し。あと少しで。。。と限界に達しそうになった私の目の前に突如姿を現したのは、、

f:id:na5na5na5:20200514172236p:plain

おじさまのおじさま!!!

 

f:id:na5na5na5:20200514172840p:plain

おじさま!!

なんと気高く男らしきこと!!!

でもおじさま!! 

私いまはおじさま欲しくない!! 

一番サウナの良いタイミングなのに!!!

 

あ!!!

 

その時私は悟りました。

今までしきりにタオルを巻いてきたのは、自分をひた隠すわけではなく、窮屈な毎日を後ろめたいわけでもなく、至福の時に邪魔をしてはならないという紳士的な配慮だったからなのです!!!

 

あたかも見られることを恥じない自分が当然のように考え、来る日も来る日も他に見せようもないのない愚息をひけらかしていた私の醜さを痛感しました。

やけに自慢げなおじさまの表情とは対照的に、自らの愚かさに気づいた私は、情けない頭を垂らしたまま、サウナ室から出て身体を頭を冷やし、逃げるように銭湯を後にしたのです。

ーーーーーーーーーーーーーーー

この日をきっかけに私は、誰よりも人の目を気にして生きている窮屈な人間にはなりたくないと思い、隠すわけではなく、見えないようにすることが増えました。

男らしさとは「見せずに魅せる」ことなのだと、サウナは学びを与えてくれたのです。能ある鷹は爪を隠すとはまさにこのことかもしれません。ひけらかす人ほど自信がないのです。BLEACH藍染も言っていました。強い言葉を使うと弱く見えてしまうのです。

皆さんも大衆浴場に行かれた際には、相手を不快にしないようにしましょう。当たり前ですよね。良い歳こいて変なこと言ってすいません。気をつけます。

これからは相手のことを思いやり、見せないことで魅せていく、そんな魅力溢れる男の中の男になっていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。

魁!!男塾 第1巻

魁!!男塾 第1巻

 

 

25/100