「星野源」という男
こんばんはナスビ丸です。
先日逃げ恥の記事を書きましたが、 本日は星野源さんについて書いていきたいと思います。
前回のおさらい!見てね!!
前はガッキーをしこたま愛でていたのであまり触れることはなかったのですが、私は星野源さんも大好きです。ただのファンです。恋愛的な感情は全く有りません。100対0で女が好きです。誤解を招かぬように先にお伝えしておきます。
星野源さんとの出会いはおそらく7年くらい前(正確には覚えてないけど多分その辺)にくも膜下出血で入院されたニュースを見たとき。それから曲や作品を多数見るようになり、彼の独創的な空間にのめり込んできました。
音楽にしても演技にしても文章にしても、「星野源」という男の人間臭さが滲み出ているようにも感じます。
そもそもの感受性が非常に豊かで、それを表現する方法をいくつも自分の中に持っていて、それが人を楽しませたり幸せな感情に導くことができる、まさにエンターテイナーなのではないかと思います。
作品を見て聴いて、どことなく庶民である私たちの感覚に近い部分が多く、着飾らずにしたいけれど表現にはアーティストとしての独自性が表れているように思います。
決して美しくはないけれど、そんな自分をしっかりと受け止めて愛して生きることの大切さを教えてくれるような、優しい人なのでしょう。
コロナ禍での彼のパフォーマンスとして発表した『うちで踊ろう』は、アーティストから一般人まで幅広い人がそれぞれの形で表現したことで一つのムーブメントを起こしました。
星野源 – うちで踊ろう Dancing On The Inside
緊急事態宣言も出されて、家にいることが半ば強制されたことで日常から少し切り離された感覚になった私たちに対して、星野源という一人の人間がこれほどのムーブメントを起こしたことに感動を覚えました。
少なくとも私はこの曲を中心に広がる輪のおかげで前を向くことができたし、多くの人にとって今までとは異なる状況だからこそできることがあるんだと勇気づけてくれたのではないでしょうか。
誰かがしないと、というときに自分から手をあげることはとても勇気のいることです。
アーティストという立場から、その役を自ら買って出る器の広さ、さらにはそれに触れる人たちを皆幸せな気持ちにするという事の美しさ。
これを目の当たりにしてより一層彼のことを好きになることができました。
ありがとう星野源さん。
まだ一度も生で見たことはないので、ライブが日常的に行われるようになれば必ずいきたいと心から思います。
ただ一つ。
ガッキーに触れ合っていることだけは許すまじ!!!!
今日は星野源聴いて寝ます。
それでは。
林萌々子の『あきやすみ2020』を聴けば大体のことはなんとでもなる気がする
こんばんはどうもお久しぶりですナスビ丸です。
外はめっきり気温が下がり、朝起きるのが億劫になっている今日この頃です。
北海道の秋は相変わらず一瞬で過ぎ去るようで、もう冬の匂いが町に溢れてきました。
そろそろタイヤ交換もしないとなぁ、なんて考えて油断しているうちに雪が降ってしまうのが例年の流れなので、今年は早め早めの行動を心がけていきたい所存です。
今日のテーマは、先日購入したCDについて。
この前、タワレコに行った際に林萌々子(Hump Back)のソロEP、『あきやすみ2020』を買いました。
弾き語りで全6曲のEPなのですが、結論から言いますと
これがめちゃくちゃに名盤でした。
林萌々子の魅力が詰まった一枚です。
彼女の生活の根幹にある、「こころ」を真っ直ぐに表現できている一枚なのでは、と思います。
その「こころ」はおそらく、純真無垢な幼き頃から激動の10代、音楽と共に過ごしてきた20数年間の彼女自身の経験でしか作り得ないもので、他の誰に真似できることではないのです。
彼女が過ごしてきた時間を経て積み上げた「こころ」が織りなす生活の彩りを、音楽として表現しているのではないかと思うのです。
あたたかく、伸びやかで綺麗で、時には力強くていつでもこっちを見ていると感じさせられるような声色。
音に耳を預けてみれば、仕草や表情、目線などが想像できること。
単純な作業など一つもなく、きっと魂をこめて書いたであろう文字。
この作品の過程をなぞれば、少しくらいは近づけるのではないだろうかと思ってみるけれど、そうしてもなお遠く、けれど近くにいるようにこちらを見て微笑んだり、睨みつけたりする様子が想像できます。
まぁ私が勝手に想像しているだけの気持ちの悪い豚だということは今は置いておいていただいて。
一人でアコギをかき鳴らし、穏やかな笑みを浮かべているかと思えば、心の奥底に詰まった熱量みたいなものがはみ出てきて、気がつけば開いていた手は固く握り締められ、天に向けて掲げられているような、
そんな感じ(意味不明)
それから、ジャケットから歌詞カードも、全て彼女が自分で作ってるんです。
なんだろう、文字まで好きって言うとただの変態のようにも聞こえるのですが(変態であることに間違いはないのですが)歌詞カードを見つめてCDを聴いて、時には目を瞑って外の匂いでも嗅いだりしながら、まろやかな顔をして歌う彼女を想像するところまでがこのEPの楽しみ方な気がする。
まあ楽しみ方なんてみんな人それぞれなのでなんでも良いんですけどね。
彼女の曲を聴いて、少しだけでも人生の片鱗を感じ取ってみると、なんだか悩みや不安とかって結構単純なもので、結構なんとかなるんとちゃうかと思ってくるんです。
結局行動を起こすのはいつでも自分で、いつも前向きな自分を引き出すまでが大変で行動に歯止めをかけてしまったりするのだと思うのです。
そんな時には林萌々子の曲を聴いて、無条件で前向きな自分が出てきてくれるもんで自然と行動に移れるのです。それは僕だけかもしれないけれど。
それでも良いし、それは人それぞれそう言う何かを引き出すトリガーがあって良いと思う。
僕にとっては音楽がそう言うものです。おかげで毎日ハッピーでございます。
今聴きながら書いているけれどもう3周目に入りました。一生聴いて入れられる系です。
たまに一緒に歌いたくなります。はい。歌ってます。車の中はカラオケになりますね。
御託はおいといて、ぜひ聴いてみてください。
あなたなりの「あき」を彩るそんな瞬間になりますように。
それではこの辺で。気持ち悪いことばかり言ってすいませんでした。
(ライブ行きたい〜〜〜〜〜!!!)
旅の側で揺れる音楽
こんばんは。明日から夏の旅に出かけるナスビ丸です。明日から二日間は更新を止めますことをご了承ください。
今回は今まで体験したことのない旅になることは間違いありません。今からワクワクが止まらないままであります。
前に記事に書いたように私は旅が好きです。
行きたい場所も無限にありますので、常にどこかへ行きたくなる一種の病気のようなものではないかとも思っております。
そんな私の旅に欠かせないのは音楽。
移動中、滞在中、一人でも複数でも、そこに音があるだけで思い出の味が深まると思っています。
今日はそんな旅の思い出が色濃く映っている曲を紹介します。何かの参考になれば幸いです。
韻シスト - Hey you
これは2年前の秋に友人と二人で道内をめぐる旅に出た時に聴いていた韻シスト。
少しの雪と紅葉の雰囲気に包まれた山奥の道を走っているときに流れていた曲です。
息が少し白くなるような気温のなかで晴れ晴れとした太陽のもと、走り出した車の中では様々な話が弾み、まさにこの曲が表現する友人の必要性が滲み出したような気持ちでした。
今よりも故郷を懐かしむことの多かった寂しがりの私には、たまに遊びに来てくれる仲間の存在が大きくて、それは今も変わることのないことかもしれませんが、離れているからこそ大切にしていきたいという想いがより一層強くなったそんな旅の思い出でした。
Hi-STANDARD - Stay Gold
Hi-STANDARD - Stay Gold [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
こちらは学生時代、あの横浜スタジアムで試合ができる機会をいただきまして、貧乏な学生はレンタカーで大阪から横浜まで走るしかなく、その道中で歌い上げた曲です。
バンドに明るくない仲間でもこの曲だけはイントロだけで頭を振り出すほどに、一時部内でかなりバズりました。
I want forget when you said me "STAY GOLD"
この1文の破壊力。拳と歌声が上がるのに時間はかかりませんでした。
気づけば皆で「あーいうぉんふぉげー」と歌う様。まさに青春の1ページではないでしょうか。
やっぱりハイスタは強い。というかこの曲だけは一生強いと感じます。
ちなみに途中で高速がかなり渋滞して会場に着くのも遅れ、試合には普通に完敗しました。無念です。
奥田民生 - イージューライダー
時代を超えて愛されるまさに名曲。
車の中で聴きたい曲ランキング堂々のNo1です。奥田民生のイージューライダー。
TV番組でも『旅猿』を代表して様々な旅番組で使われがちなこの曲は、どの旅でもだいたい流してました。
その中でも、一番思い出が色濃かったのは、高校の友人と和歌山にいった時のこと。
朝一番から眠い目をこすりながら向かったのは白良浜。
気の遠くなるくらいの晴天と白い砂浜。早朝でしたので人もおらず、ほとんど自分たちだけの空間のように感じました。
何が悲しくて男二人で白浜に、、と初めは思っておりましたが、気がつけばその雰囲気に酔い痴れて二人とも無言で海を見つめるという瞬間がありました。
その帰り道、全開の窓から太平洋の風が運んできたのは夏の香り。車の中を満たすのは夏の空気と奥田民生の声。
僕らの自由を 僕らの青春を
大げさにいうのならば きっとそういうことなんだろう
もう子供じゃないんだからという気取った大人の心をはがすように全力で歌ったあの朝は忘れることはありません。
自由や青春の色は目に見えないかもしれませんが、心の中にじんわりと残ってくれるものなのだと教えてくれるようでした。
WANIMA - ともに
熊本出身3ピースバンドのWANIMA。
気づけば国民の心を掴んでいた彼らの底抜けに明るい、そして優しく寄り添う太陽のようなこの曲は、年代を問わずに国民の心を鷲掴みにしていますね。
ジャンルの壁を飛び越えて、どの人にも刺さるのはキャッチー明るい歌詞とカラフルかつ単純な3ピースのバンドサウンド。
ただベースボーカルのKENTAの歌声は一般人にとってはあまりにも高く、そして1フレーズに詰め込まれた歌詞を歌い切るのは至難の業。
ラストのサビまで高らかに歌いきることはほぼ不可能に近く、後半にいくにつれて自然と揃ってオク下に行くことが常で、せっかく明るくなった空気も少し落ち着いてしまうのです。
その落ち着きすらもまた一興。
若い思い出にはWANIMAの音楽がいつでも隣にいてくれていました。
秦基博 - Halation
これは私の中でほぼ確信に近いのですが、平成初期生まれで高校野球を経験している人にとってこの曲は特別だと思っています。
2009年夏の甲子園、ABCの『熱闘甲子園』のテーマソングとなったこちらの曲。
2009年といえば、菊池雄星、今宮健太、山崎康晃、岡田俊哉、堂林翔太、秋山拓巳、西浦直亨などなど、今の球界を牽引する名選手たちが輝いていた黄金世代。
彼らが躍動する姿をみて心を動かされた人は少なくないでしょう。
そんな姿の背景には必ず秦基博の美しく切ない情熱的な歌声。
もちろん野球の試合に行くときには強引にモチベーションを上げるための曲として採用されておりましたので、これは旅の曲というよりも戦いの歌。
10年以上前のことにも関わらず、あの夏だけは私にとっても忘れられない思い出の一つです。
おわりに
このエンディングだけでご飯食べられますよね?そうですよね?
エモくなってきたので高校野球の記事も今度書いてみます。
旅には音楽が必要だという気持ちが少しでもわかっていただければ幸いでございます。
今年はどこに行って何をするのか、今から思いを巡らせるだけでワクワクしますね!
体調には十分気をつけて、気ままに遊べる日常を祈りましょう。
それでは、また。
69/100
気の許せる人たちはイメージを共有できる
こんばんは。ギターの音色の好みが合う人は大体友達になれるナスビ丸です。
好きな音色だけで趣味嗜好の共通点とかあると思うんですよね。仲のいい友人が聴いている曲って、大体私のストライクなことが多いです。
他にも想像の話、例えば宇宙の話とか壮大なことをたまに話してみても、なぜかむちゃくちゃ盛り上がるようなこと、あると思うんです。私だけだったらごめんなさい。
音楽にしても宇宙の話にしても、旅行やスポーツ、なんでもいいです。趣味のレベルでも大丈夫です。
気の許せる友人や家族、恋人との話では想像している映像や流れる音が同じかそれに近いものなのだと思います。
または話の中でそれを脳内で共有することができ、お互いに意見を伝え合ってイメージを補完していくことでより鮮明なものを描くことができるのです。
趣味だけの話に限らず、仕事や学業、結婚などにも共通している部分はあると思います。
仕事であれば、は相手が自分の話を理解して、同じ景色をイメージできるかで提案が通るかどうかも決まります。
学業では先生の言うことをどこまで生徒が噛み砕いて頭の中で理想の自分を描けるかが学生生活にも影響します。
結婚についてはまだしていませんのではっきりと言うことはできませんが、夫婦の将来像や理想の生活などをお互いにイメージし合うことができなければ叶うことはないと思うのです。
そしてそれらは必ずしも想像した通りに進むとは限りません。
必ず困難や関門が目の前に立ちはだかります。
しかしその時に、それを乗り越えた先にどのようなものが待っているのかまでをイメージできるか、またはさせられるか。
それが人間関係においては肝心なのだと思います。
話が少しそれてしまいましたが、気の許せる人たち、つまりは今あなたと何らかの関係がある人たちは皆、あなたと同じレベルの想像力を持っていると思います。
軽い話から相談、将来の夢までもを話せる人たちは、あなたの周りにも少なからずいることでしょう。
自分の考えを話せるのは、自分の意見を理解してくれるからなのです。
仮に相手が自分と趣味も考えも住む世界も違う人であればどうでしょう。
大企業の社長に、女子高生の若い話が100%理解できるでしょうか。
社長の想像する世界と女子高生の想像する世界は異なり、そのレベルがあまりにかけ離れているので正確に伝えることは難しいかも知れません。
もっとも、お互いに理解ができるように寄り添いあった話ができればそれは別ですが、どうしても気を張ってしまうと素直な考えが吐き出せなくなるものです。
結局何気なく話せるのは、気の許せる仲間であり家族であり、愛する人なのだと思います。
毎日毎日何かと話がしたい、伝えたいことが少なからずあります。
誰しもそれは同じだと私は信じています。
しかしその全てに共通しているのは、みんな自分のことを分かってほしいのです。
共感してほしいのです。理解してほしいのです。
楽しいことや嬉しいこと、辛いことや悲しいことまで。
こんな経験をした自分を見てほしいのです。
だから人は話すのです。
気の許せる素敵な人には精一杯の愛情を持ってほしい、もちろんこちらも相手に対しての愛情を伝えたい。
そういうコミュニケーションの根源にあるものは、同じレベルの想像力で、その人たちはイメージを共有できるからこそお互いの気持ちを許し合い、分かち合うことができるのです。
そういう関係の人をこれからも増やしていきたいですね。
※ナスビ丸はスピリチュアル的なそういうやつではありませんので誤解なさらぬようお願いいたします。
それでは、また。
62/100
夢はもう見ないのかい?
こんばんは。最近ベッドを新しくしたのですが、週に3回は落下して夜中に目が覚めるナスビ丸です。大抵そういう時には山とか坂道から転げ落ちる系の変な夢を見ているので一人できっとでかい寝言を叫んでいることかと思います。近隣の皆さま深夜に申し訳ございません。
夢はもう見ないのかい
明日が怖いのかい
諦めはついたかい
バカみたいに 空が綺麗だぜ
こちらはHump Backの『拝啓、少年よ』という曲の歌詞です。Hump Backについては以前に朝イチMusicでも少し紹介しました。その時は別の曲でしたが。
この曲、実はめちゃくちゃ好きなんです。実はとか言わなくても好きだから記事にしてるんですけどね。
彼女たちの曲はとにかくメッセージがどこまでも真っ直ぐ。だからこそ聴いていて自然と勇気が溢れるような気持ちになるのです。
Hump Back - 「拝啓、少年よ」Music Video
夢はもう見ないのかい?
そう言われてまた、俺はもともと何をしたくて生きていたのかとハッとさせられます。
もう見ないのでしょうか。夢。
別に明日が怖いわけではなく、ただ夢を見るのが怖くなってしまう自分は歳を重ねるごとに現れ出しました。
諦めがついたわけでもありません。いつかは自分も、とそんな淡い思いだけを握りしめてここまで歩いてきたのです。ろくに出口の見えない道を、ひたすら歩いているのです。紆余曲折あってたどり着いた今はまだ道半ばで、きっと歩き続ければ終着点が見えてくると信じているのです。
信じているだけで叶うなんてそんなことはこの世にあるはずもありません。
願いが全て叶うのならばこの世に争いなどは起こらないのです。
叶わないからこそ人は夢を見て志を高く持ち、わからないからこそその夢のために力を注ぐことができるのです。
夢はもう見ないのかい?と曲の中で問われた私は、何もできていない自分への歯がゆさともどかしさに胸を熱くさせられました。
見ないのではなく自分から見えないように遠ざけているのです。
夢を見続けるといつしか悪夢に変わってしまうことを恐れているのです。
綺麗な夢のままで置いておけば、いつしかその夢が叶わないことを知った時に「あの頃は本当にいい夢を持っていたなあ」と良い表情で息子にでも話すことができるからです。
それで良いわけがない。
他人だけでなく自分にすらカッコつけて諦めるフリして生きていくのが言い訳がないと思います。
やりたいならやれば良いのに、変に気取ってしがらみを自分で見つけて、自らを縛り付けてくれる都合のいい意見をくれる人を勝手に大人と読んで尊敬して、
そういう風に生きていて楽しいわけがなかったのです。
それに気づかせられる挑戦的なこの曲。
夢はもう見ないのかい
明日が怖いのかい
諦めはついたかい
バカみたいに 空が綺麗だぜ
見上げた空はバカみたいに綺麗でこちらを見て笑っているのです。
無様な姿を見せられない無様な私に対して、底抜けに明るい笑顔で笑うのです。
そんなものに負けてたまるかと握りしめた拳には、どんな大きさでも形でも構わない、私だけの等身大の夢がありました。
これを話さないように、いつか自分の手でも持ちきれないくらいに大きくして、みんなでそれを支え合えれば、きっとその夢の先にある喜びをつかむことができるはず。
そう信じてできることから。
まずは手の届く範囲を幸せにしていきましょう。
この曲をふと聴いてそんなことを思いました。
遠回りくらいがちょうどいいんだよ!!
たまには自分に強く言ってみます。それでは、また。
58/100
届きそうで届かない距離〜10-FEET スルメ曲集〜
こんばんは。連日の10-FEET記事ですよ。朝も音楽紹介して夜もこんなテンションでやっていたらいつか音楽ブログになりそうで、それはそれで別にいいんですが、他のジャンルで書きたいとき一瞬迷いそうだなと思っているナスビ丸です。
昨日はライブでも定番の名曲たちをご紹介しました。ほんとはもっとありまして定番曲集だけで記事4〜5本かけるくらい。毎回ほぼ同じやんけ!となるくらいに沢山あるんです。いや本当に。
今日はですね、10-FEETの中でも、聴けば聴くほどに味が増していく個人的に推している曲をご紹介します。
ぜひこちらも聴いていただきまして、10-FEETの虜になっていただければと思います。
SEASIDE CHAIR
ある朝、ふと老いた自分を見つめた時を想像したようなシチュエーションで、今までの一生を振り返ってみると、全てのことに感謝ばかりだなぁとしみじみ思うような歌詞。
自分を傷つけた別れや孤独、そして支えてくれた友人や恋人、家族。
そのどれもが今の自分なんだと、今更こんな美しい世界だったことに気づけた、という人生の別れ際にいろんなことを考えるんだ、ということを想像しているのでしょう。
きっと最後は海辺の椅子に腰掛けて、そんな風に思いたい、という気持ちが現れているようです。
最後に自分の周りの環境を誇りに思えるような人生を歩みたいと思わせてくれる曲です。
Log
この曲だけYouTubeで見当たりませんでした。。。いい曲なのにな。
気楽な口笛から始まるこの曲は、いろんなことで悩んだり恨んだり卑怯なことをしてしまったり、はたまたされてしまったり、上手くいかない事ばかりだけどそんなことも口笛でも吹いていれば忘れるんだから、ズルズル引きずってちゃだめだぜ!みたいな感じの歌です。
ああ "なんだかばかばかしいな"と
ああ 過ぎたこと笑って許せた
こんな気持ちになれることもありますよね。
要は気持ちを切り替えることが大事なんです。自分の記録=log を振り返ってみたときに、ネガティヴな発想や行動は大抵いい結果を生まないので、自分らしく、素直で正直に上手く自分とも付き合って前を向いていくしかないんです。
そういうことを教えてくれる曲。軽い曲調で聴きやすいので、なんども聴いているうちに明るい気持ちになりますよ!
kokoro no naka
10-FEETの数ある曲の中でも特に味わい深いのがこの曲。
彼らの曲には、人生観を見つめるものが非常に多いです。それも彼らでしか言えない表現で。
心の中を見つめて考えることを強要されているような、そんな感覚にすらなります。
情熱に溢れていて、それでもどこか達観していて、本当はわかっているんだけれどなかなかできないよな、でもそれ俺も同じだから、という風に強がりな私に教えてくれているのです。
人の一生なんて結局は誰かの記憶でしかないよ
儚くて 強くなっていくしかなくて
人はみんなどうせ多重人格 どれが本当か選ぶだけ
生き描くだけ
最初のサビ。
自分という存在が消えてしまった後、自分の一生は誰かに覚えていてもらわないと無に帰したのと変わらない。だけれど自分の人生なんだから、自分自身のやり方で生き抜いていけばいいんだ、ということを伝えてくれています。
悔しがらない美学がらしさを消していく
少しずつ 諦め慣れてく
人はみんなどうせ多重人格 どれが本当か選ぶだけ
儚くて 強くなっていくしかなくて
最後のサビ。でも同じような表現です。
その中でも、
悔しがらない美学がらしさを消していく
少しずつ 諦め慣れていく
このフレーズは10-FEETの歌の中でも特別な思いを感じます。
大人になるにつれて、できないことを平気で諦めるようになってしまいました。
自分にはこれはできないから、なんて退くことが正しいんだと、格好いいんだと思うとき、思われる時があると思います。
でも本当に大事なことや、やりたいこと、目標の為だったらどんなに自分の姿が醜く見えても、追い続けなくてはいけないんです。わかっているんです。誰もがみんなそうなんです。
自分自身で気づいた時に、自分自身で動き出して、そして少しづつ強くなっていければそれで美しい人生だと誇れるようになるのです。
人はみんな火のように激しく、汚く、醜くくて、でもそれが美しい、それが自分自身なんだ。
あなた自身のやり方で、やっていくしかないんだ。
そんなメッセージが最後に込められています。
おわりに
実は今日紹介した曲のどれも、一度もライブで聴いたことがないのです(泣)
ぜひ一回生で見てみたい。10-FEETがステージの上でこの曲を演った時に、どんな表現になるのか。私がどのように感じるのか。
それを体験したいから、ライブでやって欲しいんです。。。
昨年いったライブでは念願の『quiet』を初めて聴くことができまして、それはそれはもう感情やら何やらいろんなものが溢れ出してもう言葉にできませんでしたよ、ええ。
※ちなみにその日のライブおわりに財布を失くしたと勘違いして慌てふためき、いよいよ警備員に連絡しようとしたその時、カバンの中にずっとあったというプチ事件が起こってしまうくらいには何も考えられなくなるくらいに感無量でした。
まぁこんな感じでまとめさせていただきますね。
どのように生きるのかは自分次第。自信持っていきましょう。
それでは、また。
49/100
届きそうで届かない距離〜10-FEET 名曲集〜
こんばんは。夏ですね。昨日はそんな夏の熱さに浮かされて熱い熱い記事を書いてしまいました。今フェスでビールを飲みたい思いで溢れているナスビ丸です。
昨日は京都大作戦の記事を書きましたので、本日は主催のバンド10-FEETの名曲をご紹介いたします。といっても何曲も紹介していたらキリがありませんので、5曲厳選いたしました。
名曲ばかりですので、ぜひご視聴ください!!
goes on
一言でいうと疾走感。
夜の海を飛び続けて 誰なのかも忘れて
夜の空を飛び続けて 誰なのかも忘れて
最初のギターリフとこのワードだけでぶっ飛んでしまう熱い曲です。
自分が誰なのかも忘れてしまうくらいに熱い気持ちになってしまうとき、誰でもあると思うんです。
私の場合はこの曲で、ライブの一曲目とかに流れてきたらもうそれだけでその日はテンション爆上げですね〜。
後半に一気にドラムが上がってきて走り回ってくる感じ、絶頂モンです。
その向こうへ・RIVER
2曲続けでどうぞ、ということで。
まずは『その向こうへ』。
観客の上がり方を見ていただいただけでもどのような曲なのか察していただけると思います。
裏拍のAメロからの歪みを効かせたサビ前、そこから「その向こうへ」の声が響くサビへと流れていきます。
ライブでは定番で、毎回この曲で一気に会場のボルテージが上がっていく感じがします。言いたくなりますよね、「その向こうへ」って。
最後にまた最初のAメロに戻ってくるところもまたミソ。味が多い曲ですこと。
ーーー
2曲目の『RIVER』は10-FEETの代表曲といっても過言ではないまさに名曲。
ここでの川は涙を表しています。涙が流れるくらいに胸がいっぱいな気持ちが表現されてますね。
聴くだけで聴くだけで突き刺さる詩と
枯れるまで流れゆく河
ここでライブ会場の近くに流れる川の名前を歌うのはもうライブでは定番ですね。この動画ではこの日が七夕ということもあり”天の川”と歌ってます。粋でニクいですね。
助けてのその一言は僕の存在を否定するもの
そんな誓い とんだ勘違い 誰も独りで生きていけない
助け求めた 君に求めた そして自分にもまた求める
まだ戻れる また訪れる あのRIVER...
ラスサビ前にTAKUMAがダミ声で叫ぶこの歌詞が一番好き。
本当は助けて欲しいのに無理に強がって自分を守ろうとしているけれど、実はぜんぜん守れていなくて、だから手を差し伸べてくれる人をしっかりと頼って、生きていきたいっていうメッセージを感じます。誰も独りではないから、と優しく肩を抱いてくれる歌詞です。
京都大作戦ではDragon AshのKjが出てきてコラボすることもファンの間では有名な話、というよりもそのパフォーマンスを期待してるんですがね。
蜃気楼
10-FEET - 蜃気楼 LIVE VERSION(10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山)
この曲を聴くと自然と涙が溢れるのは私だけでしょうか?
私が17歳の時に出たアルバム『thread』で初めて聴いたこの曲。
あの当時はどうしようも言葉にできない気持ちで、歌詞も歌声もメロディーも編曲も、全てが温かみを持って心の中にじんわりと広がっていくような感覚になっていました。
しかしそれから歳を経た今もなお、この曲だけはいつでも私の側に寄り添ってくれるのです。
あの頃と全く変わらず、むしろあの頃よりも深く太く胸に響くような感覚になります。
悲しみは幸せの原石だけれど乗り越えなきゃただの石ころだ
って淋しそうなな顔で紅茶を残してまた出かけた
また"あなた"はそういって、"僕"を歩かせるような言葉を残していくのです。
この曲の中の"僕"は紛れもなく自分自身に置き換えられて、その分入ってくるようになります。
10-FEETが私の心の奥底に残してくれる言葉のひとつひとつに、今までもこれからも歩かせられていくのでしょう。
太陽4号
『太陽4号』は、2007年に第一回の京都大作戦を中止に追いやった台風4号をもじってつけられたタイトル。
太陽が登るあの場所は、会場である太陽ヶ丘を表しています。
京都大作戦への想い、音楽への想い、応援してくれるファンへの想い、10-FEETへの想いが詰まった一曲かと思っています。
全てが終わってしまった時の自分はどんな表情をするのか、ふと自分に向けて問いただしたくなります。
卑しい美意識で取り乱さないように笑みを浮かべてつまらないや
心が冷めてる人は本当の感動を知っています
今夜も眠れない人がたくさんいます
ああ きっといます
自分に向いた気持ちと、誰かを想った気持ち。
太陽のようにいつも輝けるわけではないけれど、陽が昇る時には明るい表情であなたらしくいてほしい、そんな願いがこもっていると思います。
おわりに
もうエモさだけで1記事走りきりました。どの曲も良すぎて毎回映像を見て、本文書いて、また映像見て、の繰り返しでいつも以上に時間かかりました。
その分胸が温かく、そして勇気を与えてくれた感じがします。
やっぱいいな10-FEET!
この記事読んでくれた方が少しでも好きになってくれれば本当に嬉しいです!
ぜひライブにもいってみてください。コロナが明けてから。
早くライブいきたいなあ。。。
それでは、また。
48/100
俺の音楽〜ハナウタ特集〜
こんにちは。町中が春の雰囲気に包まれて、常に上機嫌なナスビ丸です。本州では真夏日になっている地域も多くあるようですので、季節の変わり目、体調には十分ご自愛くださいませ。
「花」と聞くとどんなことをイメージするでしょうか。季節の訪れや、美しい風景、心地よい香り、などなど。良い感じのこと考えるといくらでも出てきますよね。人の心を安らげる効果もあるようで、贈り物やインテリアとしても多用されてます。
そんなこんなありまして、昨日夕飯の洗い物をしている最中に、気まぐれに花がテーマの歌を口ずさんでいたのですが、これがまたとてつもなく多いんですね。びっくり。どんどん出てくるのでこれりゃ良いや!って感じで記事書いてます。
きっと今あなたも花の曲ってあったっけ?なんて考えていることでしょう。ということで今日はナスビ丸が厳選した花がテーマの歌を紹介していきます。思い浮かべた曲が同じであれば嬉しいです。
続きを読む俺の好きな曲〜歩き見て回って〜
どうもこんにちは。新しい発見を探そうと家の近くを散歩していたら、知らぬ間に5駅分くらい歩いていたナスビ丸です。もちろん帰りも歩きました。天気の良い日に外を歩くのは楽しいですよね。気分的にスッキリすることもあり、なんとなく春ーーー!って感じがします。
そんなことはさておき、今日は北海道が誇るアーティスト、サカナクションの曲について書いていきます。音楽を通した表現者としてのポジションを確立しているサカナクション。個人的には文学がルーツの山口一郎さんが手がける歌詞が特に好きなのですが、バンドの力を重ねて作り上げるライブやミュージックビデオも、常に新しいことを前面に出してくるところがクセになってしまうのです。
そんなわけで、まずはこちらをご覧ください。
サカナクション - アルクアラウンド(MUSIC VIDEO)
『アルクアラウンド』は2010年初頭にリリースされた、サカナクションの代表曲とも言える楽曲。曲の良さもさることながら、MVが印象的で、ブレイクのきっかけを掴んだと言っても過言では無いと思います。かくいう私も10年前に友人から「ヤバイMVがある」と教えられたのがこの曲でした。まさに衝撃が走ったというか、何を知ったわけでも無いままに「これは芸術」とかイキって言っていたのを思い出します。それ以来、曲やMVへの見方を考えさせられるようになりました。またこれライブで見ても良いんですよ。ステージ上で生の熱量を手にした『サカナクション』としての表現は、音源や動画とはまた異なる魅力が詰まっています。というかいつも新しいことしてるからシンプルに楽しい。同じ素材しか使わないのに毎回完成する料理が変わるレストランみたいな感じ(?)
続きを読む
俺の音楽〜メロコア聴いて元気出して〜
こんにちは。夏の香りが漂う季節になると妙に胸が騒がしくなるナスビ丸です。
今日でGWが終わるかたも多いかと思います。この連休はいかがでしたか。私は散歩以外は家におりましたので特別感は例年よりも薄かったです。その分毎年恒例の五月病には罹患せずに済みそうです。日常を維持するのも大事ですよね。
しかしながら、やっぱり明日からもしっかり頑張っていきたい!元気出していきたい!今まで以上にパワフルに!という気持ちをより高めていくために、オススメのバンドをご紹介いたします。今回は日本のパンクロック、中でもメロコアをピックアップしていきます!
- Hi-STANDARD-STAY GOLD
- Northen19-STAY YOUTH FOREVER
- Hawaiian6-MAGIC
- dustbox-Jupiter
- OVER ARM THROW-Dear my songs
- TOTALFAT-Dear My Empire
- locofrank-START
- おわりに